紙蝶番①
いよいよ下貼り作業が終わり、蝶番張り作業に入りました
ここまでくると完成間近です!
まず、固定をするために元々、木枠の淵に何箇所か竹の釘が打たれているのですが
それを、かなづちで奥に打ち込む作業から始まります。
鉄釘だと錆びてしまうので竹釘を使用するそうです。
竹釘なんて見たことが無かったし、存在も知らなかったので感動しました
打ち込むとこんな感じに!
木枠の側面をカンナで削っていきます。
この作業(カンナ削り)を専門に行う業者が今はいてるのですが、
表具師の芳寛堂さんは今でもご自身でされています。
真剣な眼差しで慣れた手つきで颯爽と削る姿はかっこ良かったです
削ってから、削り足りていないかを竹定規で何度も確認!
下貼りを貼っている枠からはみ出ている角をノコギリで削ぎ落としてから
カンナで先ほどと同様に削ります。
側面を均等に4箇所、3mmほどノコギリで跡をつけます。
180°開くことができる屏風を作るための下準備として跡をつけるのです。
蝶番を貼り付けている様子の前に、蝶番の割り付けについてと食い裂きの仕方を
次回のブログで説明したいと思います。
宜しくお願い致します。