今回のブログでは骨縛りの次の段階である、蓑張りについて説明していきます。

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まず、このように縁と真ん中に糊をつけていきます。

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次に、魚の鱗の様に昔使用されていた詩吟の教科書を重ねて貼っていきます。

詩吟の教科書を使用する理由は、前々回のブログに載せているので、ご参照ください。

http://osaka.machiblog.jp/hanaartsjapan/?p=818

 

話を戻しまして、この様に重ねて貼り合わせることで、くっついているところと

くっついていないところができ、空気が入ります。

空気をあえて入れることで屏風だと、そりを防止することができ、

ふすまだと、断熱効果があります。

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この屏風のサイズだと2枚1セットで6枚貼っています。

裏面も同様に貼って、糊を乾かし、蓑張り作業は完了です。

 

昔からの知恵が、今でも受け継がれていることは本当にすごいことだと思います。