パリ<エスパス・ジャポン>での展示会。

着物地や帯地から作った服飾雑貨、陶芸、畳ヘりバッグ、和紙の照明、帯の掛け軸等々、

盛りだくさんの展示に加え、和紙のワークショップも。

 

会場の準備も大変。

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準備にかけられる時間は、前日の半日と当日開催前の2~3時間だけ。

エールフランスは、日本往復便では、昨年からエコノミークラスでも、

23㎏のスーツケースが一人2個持参できることもあり、また、

郵便事情が信用できないこともあり、展示品は、ほぼ持参。

滞在先からえっちらおっちらと運び込み、出展者やヘルプスタッフ8名でフル回転。

 

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既成のハンガーラックでは雰囲気が出ないので、竹を組み立てたラックに。

機内に持ち込める竹の長さには規制があるので、現場で継ぎ足しています。

真ん中の女性が、エスパス・ジャポンで展示会担当の田中さん。

おしゃれな湘南出身の才女です。

 

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おばさまは、2つ作業をすると、3つ分休みます

右のおばさまは、和布で服を制作される作家さん。 出展者のお一人です。

ご自分のスタイルを確立されており、センス抜群。 縫製も丁寧です。

現地では「アーチスト」と呼ばれて、すっかりご機嫌ですが、実際にアーチストです

左のおばさまは、ロサンジェルス在住。 お嬢様がパリで勉強されており、

訪問ついでに、お手伝いくださいました。

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いつも間にやら、休憩仲間が増え、すっかりお茶の間ムード。

日本で仕事をしていた経験のある、バルさん(右手前)も駆けつけて(結構のんびりだったけど)

来てくれて、手伝ってくださいました。 ありがと~~

左手前は、陶芸家の奥野さん。 3名のおばさまの真ん中は、母(79歳)。

和布で服を制作しています。

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横桟の木板壁面は、黒い和紙風の壁紙でカバーし、薄暗い空間を演出しました。

本当は、天井も外部もカバーしたかったのですが、時間、材料、人手、資金不足で断念。

これで少しは落ち着いて、展示品が目立つ空間になりました

 

s-展示の様子(エントランスから)P1360988

手前が陶芸作家の奥野さん。 奥が和紙職人の林さん。

竹は、日本から持参。 中には、ろうそくっぽい揺らぎのLEDが入っています・・・

といっても、竹の節の上に置いているだけです

竹は伐採して時間が経つと変色するので、送るのが難しい。

かといって、現地で入手できる竹では細くて役に立ちません。

緑色の太い竹でないとダメ、という我儘なリクエストに応え、

奈良の山から、太い竹を切って持ってきてくださったの奥野さん、

本当にありがとうございました

 

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陶芸家の奥野さんは、ご夫妻で出展いただきました。

出展だけではなく、日本での準備から現地でのセッティング、片付けまでお手伝いくださいました。

敏晴さんは「器」、奥様の容子さんは、「アクセサリー」作家さんです。

いつも素敵な作品たちです

 

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古い着物地、帯地などを解き、洋服にリメイクした作品。

パネルで工程を説明・・・残念ながら英語ですけど。

右の照明は、滋賀県に工房をお持ちの和紙照明作家、楠さんの作品。

今回は特別に、日本とヨーロッパの両方で使用できるLEDで制作していただきました。

 

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竹のハンガーラックも何とか完成。

時間ギリギリで開始に間に合いました

さて、これからが本番です