京都市東山区にある、表具師の坂口芳寛堂さんを訪問しました。

表具師とは、掛け軸やふすま、屏風などを作る職人のことです。)

 

たくさんの、素敵な掛け軸が飾られていました。

掛け軸とは?簡単に説明したいと思います。

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巻物のように長くまとめられた表装の中に画や書を貼り付けて

床の間に観賞用かつ室内装飾として用いられています。

 

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こちらは、屏風です。

掛け軸はお家にあるという方も多いかもしれません。

しかし、屏風は見たことがなかったり、お家になかったり、使用したことがない方もいると思います。

そもそも、屏風は昔、風除けのために使用されていました。現在では、部屋の仕切りや装飾に用いる家具です。

最近では、壁を極力使わない、空間デザインが流行っています。そのような空間で、屏風を使い仕切るのも良いかと思います。様々なデザインがあったり、自分の好きな帯や布を屏風にすることができるので、良いと思います。

 

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こちらの写真は、床の間の天袋です。こちらの襖(ふすま)は坂口さんのお母様が昔、着用していた着物を切って貼り付けたものです。昔使っていたものが襖に変化し、思い出として空間に残っていくということはとても素敵だなと思いました。

 

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次回のブログでは、この帯を使って屏風を製作し、工程をご紹介します!